UFJカードの不正利用について
米国で4000万枚以上のクレジットカード情報が流出した事件に関連して、UFJカードは2005年6月20日、一部の顧客のカード会員情報を元に不正利用が行われたことを明らかにしました。
UFJカードではマスターカードと提携してクレジットカードを発行していますが、そのうち一部のクレジットカード会員がフィッシング詐欺の被害に遭った可能性があるとしています。
UFJカードによると、2004年9月から10月にかけ、ルーマニアなどで偽造カードの使用が発覚し、調べたところ、33人のカードが偽造され、うち8人のカードでキャッシングが不正利用され、総額約150万円が引き出されていたという。
同社は偽造されたカードの情報について、架空のメールなどで誘い、偽サイトでカード番号などの入力を促すフィッシング詐欺により不正に収集されたと見ています。
UFJカードでは当該顧客に対し、カード再発行などの形で対応を行うことにしています。
また不正利用分の負担は請求しない方針です。
また日本信販も、一部顧客のカード情報が流出したとの連絡を受けたことを明らかにしています。
流出した可能性があるのは、米国の加盟店でクレジットカードを利用した顧客の情報です。
同社では引き続き情報の確認を進めつつ、情報が流出した可能性のある顧客にカードの再発行を行うことにしています。